テーマ:哲学

「史上最強の哲学入門」を読みました

この本,飲茶著「史上最強の哲学入門」を知ったのは,哲学関係のブログ南柯の夢さんの書き込みからです.かなりよく書けているということなので買ってみました. 読むと非常に分かりやすくかけていることに驚きました.私は,哲学は好きですが体系的に勉強したことはなく,大学でも科学哲学を少し習っただけです.ギリシャ哲学,実存主義哲学などまったく知…
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やっぱり「ハーバード白熱教室」でしょう:クリスマスプレゼント

自分自身へのクリスマスプレゼントは,ブログで書いたとおり,「ハーバード白熱教室」のDVD-BOXにしました. すごく刺激的な講義なのですが,非常に手間をかけて作られているということです.具体的には,通常の講義ノートに沿ってどのように授業を進めるか,また生徒へ予習・事前レポートを出してもらい,多数の大学院生にチェックさせる.…
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気がついてみれば11月も終わり:アクラシアについて

2010年が始まったと思ったのは,ついこの間と思っていました.しかし,21世紀になってからの最初の10年目という区切りも近づいているということじゃないですか. 今年の前半は順調に見えたのですが,夏ごろから停滞をはじめ,毎日のルーティーンワークにかまけて,自分を高めるということがちゃんと出来たかというと微妙です.成果になって現れてま…
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言論の自由について

最初にたとえ話から たとえ話1 ある国では,民主化が叫ばれ続けていて,周りの国々も「もう少し,民主的になったほうがよいよ」と,その国の指導者に常々アドバイスするのですが,言うことを聞く気配はありません.そして,民主化に関する言論を行う人たちを「反乱を企てる犯罪者」として投獄しました.投獄した人のうち一人が,人権に関する世界的な…
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心・意識・知能の問題ふたたび

1ヶ月ほど前に,心のありかについての簡単な論考をブログに書きました.あれから,本とかを読んでみて,自分が考えたことの路線で哲学者が現在まで考えてきたことが大まかに確認できました.もちろん,極端な形で意識を物理的なものに還元できるか否かという点については,肯定否定入り乱れているようですが・・・ デカルト発の心身二元論は,そのままでは…
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続・帰納法をめぐる論争

先日,ブログで帰納法の妥当性について,ヒューム(1711-1776)のころから論争があったことを書きました.そして,妥当性に関しての推論を帰納法を用いた形にすると,自己言及になってしまうということを書きました. ヒューム自身は,18世紀後半に因果性の批判ということで,帰納法の問題点を次のように指摘しています.因果的推論は演繹的論証…
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帰納法をめぐる論争

ずいぶん昔なんですが,人間が行う推論として,帰納法と演繹法があるということを教わりました.帰納法は過去に観察・経験したことを基礎に普遍的な真理あるいは正当な信念を形成する思考法.そして,演繹法は,自らが疑い得ないと信ずる真理・信念を基礎に,新たな真理・信念を形成する思考法.という感じで理解していました. そのときに記憶した重要人物…
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哲学,というか考えることが好き

私は,子供のときから考えることが好きでした.ただ,思い返してみると,特定の興味,パズルとかスポーツとか人間関係,etc. のことを考えるというよりも,いろいろなことを考えていました.理屈っぽいこと,夢みたいなこと,くだらないダジャレ・・・,それぞれそれなりに一生懸命考えてました.それが楽しかったのです. でも,男の子でも女の子でも…
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心はどこにあるのか,なーんて分かりはしない,かもね

私の親戚に,とてもクールな家族がいます.その家族のことを,わたしの従兄弟は「あの家の人は,体温が普通より1度低い」と評しました.(そのとき,私は大笑い) その家の人たちは,知性もあり,ユーモアもあるのですが,何か心の冷たさを感じたりするので,そういわれたりするのです.でも心が冷たいっていってみても,心をさわった人がいるはずもなく,…
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とうとうジョン・ロールズの「正義論」の翻訳が出ます

ハーバード白熱教室の中でも,サンデル教授に何回も取り上げられ,政治哲学を現代によみがえらせた不朽の名著,ジョン・ロールズの「正議論」の翻訳が川本隆史氏の手によって11月に紀伊国屋書店から出版されます.すごく楽しみです. ロールズのこの本は,以前矢島鈞二訳のものが紀伊国屋書店から出ています.この翻訳本は,日本の翻訳史上でも特筆すべき…
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公正と不公正: 差別か弱者保護

今回も「ハーバード白熱教室」ネタです.サンデル先生の白熱教室のテーマは,ずばりjustice (正義)でした. ハーバード白熱教室の第9回は,差別とその是正をめぐっての公正・正義を問題にしていました. 正義の味方というと,昔から「弱きを助け,強きを挫く」と相場が決まっています.これは,強いものの行動は,弱いものが本来獲得すべき権…
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サンデル先生の共同体主義: ハーバード白熱教室の感想めいたもの

NHK教育で放映された,「ハーバード白熱教室」のマイケル・サンデル教授は,ジョン・ロールズのリベラルな「生議論」に対して,共同体主義と(ある意味不適当に)括られる立場から,反論を試みた人として知られています. ロールズの「正義論」は,「ハーバード白熱教室」でもかなり長い時間取り上げられていました.そして,サンデル教授自身が,その「…
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この2ヶ月,白熱しました:「ハーバード白熱教室」の放映が終わって

ブログに一切書かなかったのですが,最近2ヶ月,夢中になって放送を見て,さらに録画もチェックした番組があります.つい先日,と言っても1週間近く前になるのですが,最終回を迎えた番組があります. それは,NHK教育テレビで日曜日の18:00から19:00に放映されていた,「ハーバード白熱教室」です.これはハーバード大学のマイケル・サンデ…
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野矢茂樹「哲学・航海日誌」を読みました

私は哲学書を読むからといって,眉間にしわをよせて深刻に,あるいは脳の血糖消費が最大限になるくらい真剣に,読むわけでなく,お風呂に入りながらとか,ヘッドホンでスムースジャズを聴きながらソファでねっころがっての読書です. 哲学への興味は,大学生のころに数学基礎論をほんの少し勉強したとき,ついでに分析哲学をかじったのがきっかけという程度…
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世界制作の方法と情報の意味

自分が書いた,情報に関してのシャノンと渡辺慧に言及したブログ記事を読み返していて,情報の意味とか,理解とか,分析とかについて,グッドマンのアプローチについての考え方とスパークすることがあったので書きとめておこうと思いました. 当のブログ記事のポイントは, 1. シャノンが扱ったのは情報の量であり,意味ではない. 2. 情報…
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ものの見方: 解析をキーワードに

ものごとを理解するということは人間心理の問題だとするとおかしなことになります.単に主観的に,「私は,わかっています」,「それ,完璧に理解!」とかで,理解しているかどうかは判定できません.考えてみると,古今東西「私は,世界の真理を見つけた.ありとあらゆることが理解できる」と主張した輩は,枚挙の暇がありません. さて,小学校の算数とか…
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ネルソン・グッドマン「世界制作の方法」を読む

ネルソン・グッドマンの「世界制作の方法」を読むというか,挑戦したのは2回目です. グッドマンについては,私が気になり続けているH.パットナムに影響を与えた哲学者ということくらいしか知らなくて,その関連でこの本を手に取りました.前回,この本の語り口の縦横無尽さについていけず,挫折したのでした. まあ,私が哲学書を読むのは娯楽の…
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モデルって何?

のっけから,???なことを書いてしまいました.文脈を知らせずに,この言葉を聞いた人は,モデルの指すものとして,ファッションモデルやグラビアモデルを考えたかもしれません.また,私のブログを何回か読んだことあるひとは,何か学問的な意味のモデルかな,と考えたかもしれません. 自分でも,モデルという外来語を何気なく使う場面が多いのですが,…
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入不二基義「相対主義の極北」を読みました

以前,「相対化の悪,絶対化の悪:''今日は哲学しちゃいます''はお休み」という題名で相対主義のことを取り上げました. それを書いたときに,この本「相対主義の極北」を知らなかったのですが,Amazonで哲学関係の本を検索していて,この本を見つけて衝動的に購入してしまいました. 読んでみて,反撥と共感の両方を感じました.よくも悪…
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「ラッセルのパラドクス--世界を読み換える哲学」を読みました

20世紀の科学哲学・分析哲学を再勉強する過程で,言語論的転回のきっかけをつくり,ウィトゲンシュタインに大きな影響をあたえた,ラッセルに興味がわいたので,関連書籍を買ってきました. まず,岩波新書の三浦俊彦「ラッセルのパラドクス--世界を読み換える哲学」を読みました.噛み砕いて書かれた本ですが,20世紀の哲学についてのまったく門外漢…
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今日は哲学しちゃいます(1):アンジャッシュの形而上学

さて,のっけから変な書き出しですが,アンジャッシュという漫才コンビのコントは,考えようによっては含蓄が深いです.(ちなみに,私はアンジャッシュのファンではないです.) アンジャッシュのコントは,勘違いからなっています.簡単にコントの図式を示すと,AはBをB'(Bと別人)だと認識し,BはAをA'(Aとは別人)だと認識して,会話が続く…
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「心はどこにあると思う?」: ちょっと待ってよ,その振りは何?

スカッシュの好敵手とは,スカッシュをよくやりますが,スカッシュの話はしません.お互い,プレースタイルが異なるし,ゲームに対する考え方が全然違うので,話してもしょうがないとわかっているからです. で,スカッシュ以外の話はよくします.しかし,この前,「心はどこにあると思います?」という突然の振りをされたときには,一瞬,頭の中が????…
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