テーマ:マンガ

高橋留美子傑作集「運命の鳥」を読みました

競争・浮沈の激しいマンガ界で30年もの長きにわたってトップランナーであり続けることは不可能に近いと思われます.それを実現している,高橋留美子さんは,もはや化物めいた存在といえるでしょう. 高橋留美子さんは,怪奇長編を書かせてよし,ラブコメ連載をやらしてよし,そして短編を書かせてよしの死角がない,描き手です.「めぞん一刻」にはまりコ…
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入江亜季作「乱と灰色の世界」を読みました

最近,入江亜季作の「乱と灰色の世界」を読みました.まだ完結はしていませんが,最新刊3巻まで読みました. 魔法ものなのですが,小学生の乱はあるスニーカーを履くとセクシーなナイスバディー美女に変身します.もしこの設定がなければ,母親が魔女,父親が烏の妖怪,兄が狼男で,人間界を蟲から守る,というよくある話になっています. ですが,…
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またまた谷川史子作品を読みました

少し前,「吐息と稲妻」「手紙」の谷川史子作のマンガ2冊を読んだ感想をブログに書きました.そのとき,谷川さんのビターな面にふれました. 今回は,連作作品集の「くらしのいずみ」です.結論からいうと,めちゃくちゃ気に入りました.何度も読み返したいと思わされる強さでは「P.S.アイラブユー」以来かもしれません. この作品集は,何組か…
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谷川史子作「吐息と稲妻」「手紙」の2冊を読みました.

これまでも何冊か谷川史子さんのマンガをブログでとりあげてきました.「清々と」とか「他人暮らし」とか「P.S.アイラブユー」とかです. 今回は,「吐息と稲妻」と「手紙」です.この2冊はこれまで読んできた谷川さんのものと少しニュアンスが異なるものがありました.簡単にいうとビターな味わいというものでしょうか. 「吐息と稲妻」は,短…
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マンガ「Westwood Vibrato」(1,2巻)を読みました

韓国人の原作者・作画者のコンビ尹仁完・金宣希によるマンガ「Westwood Vibrato」を取り上げます. 美人で義足の天才管楽器修復師コーネリアを主人公とする,音楽と楽器と人の思いの交錯をテーマとする珍しいマンガです. 設定は,かなり珍しいものを揃えています. (1)主人公は,南アフリカ在住のアフリカ系女性 …
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谷川史子「P.S.アイラブユー」を読みました

一ヶ月前に,同じ作者の「他人暮らし」のレビューをブログに書きました.そのとき,「同じ作者の他の作品もいろいろ読みたくなりました.」と書いたので「P.S.アイラブユー」購入して読みました. 期待にたがわぬというか期待以上の作品で,大ハッピーです.季節的にどうかという表現ですが,寒い日に頬張る絶品の大型の肉まんのような…
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谷川史子作「他人暮らし」を読みました

以前,同じ作者の「清々と」第1巻をブログで取り上げました.とても良質なマンガを描く人だと思い,続刊をまったのですが1年たっても出ないでやきもきしていたのですが,別の出版社から「他人暮らし」という連作短編集が出たので買ってしまいました. 30台前半の仲良し3人の女性を毎回主人公に入れ替えた形の連作なんですが,気ままに暮らすの…
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釣巻和「童話迷宮」を読みました

先日のブログでも書きましたように,ひょんなことから読んだ釣巻和さんのマンガに非常に惹かれました. で,今度は新潮社刊「童話迷宮」(上下)です.これは,小川未明の童話集に触発された形の作品集になっています.とても,よい作品集です.特に,原作の童話を知っていると2倍楽しめるのではないでしょうか. この作家さん,とにかく絵…
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釣巻和「うさぎ装束」を読みました:マンガづいてます

書店でコミックスの新刊のコーナーで題名と表紙に惹かれてつい,釣巻和「うさぎ装束」を買ってしまいました.内容も著者のこともまったく知りませんでした. 作者の初期短編を集めたもののようで,執筆年代の若干のばらつきを反映して絵柄がぶれますが,作風はわりと一定しています.一言でまとめると,女性的な他愛ない妄想を純化してマンガという…
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故今敏「海帰線」を読みました

「パーフェクトブルー」,「千年女優」,「東京ゴッドファーザーズ」,「パプリカ」といった名作アニメを1997年以降,着実に作り続け,国際的にも高い評価を受けながらも,昨年8月,癌で急逝した今敏さんの,漫画家時代の作品「海帰線」が復刻されたので買って読みました. 大友克洋の影響を物語り面・作画面の両方で受けた作品だと思います.ただ,後…
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村上もとか作「仁」が完結しました

最近,村上もとか作のマンガ「仁」の最終巻が出ました. ネタバレになるといけませんから,ラストは書きませんが,私はああいう別れと出会いという形はとても好きです.何よりも,第一巻の冒頭ときちんと整合している.きっと作者は,大枠においてタイムスリップの物語の大枠が初めから頭の中にあったのでしょう. 魅力的な登場人物,特に女…
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マンガ「BAMBOO BLADE」が完結しました

剣道マンガとして注目していた「バンブーブレード」土塚理弘原作・五十嵐あぐり作画が全14巻で完結しました. 1巻を見る限り,教師のコジローの不純な動機から始まった女子剣道部育成物語が,まじめなテーマを持った剣道マンガとして軟着陸したかんじでしょうか. 剣道という格闘技というよりも武道という側面が強いスポーツに何を求める…
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「ガラスの仮面」2巻連続発刊記念宣伝ポスターがすごい

書店で,「ガラスの仮面」の宣伝ポスターを見ました.かなり濃いポスターでインパクトがありました. 月影千草が,マツコ・デラックス, マヤがオアシス光浦, 亜弓がオアシス大久保です. どれも,1巻から46巻まで読んでいる熱狂的な読者なら,「あはは」と笑うようなポスターになってます. …
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「ガラスの仮面」最新刊が出ました

過去50年間に描かれたマンガの中で面白いマンガのベスト5を選べば確実に入ると思われる,美内すずえ「ガラスの仮面」の最新刊(45巻)が出ました. もちろん,面白さを人それぞれですから,異論もあるでしょうが,「花とゆめ」にきちんと連載していたころのテンションは異常ともいえるもので,私の周囲の人たちも男女を問わず夢中になっていました.そ…
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やまむらはじめ作「天にひびき」の第2巻を読みました

クラッシック音楽を題材とするマンガが結構増えた中で,リアルに音大生群像を追求したマンガ「天にひびき」の第2巻が出たので買って読みました. 第1巻が出たときに感想はブログに上げました.そのときには,「今後に期待」的なコメントだけで内容にはふれませんでした. 第2巻,すごく良いです.音大生の生活のリアルさが増しています.…
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新井英樹「ザ・ワールド・イズ・マイン」を読了

戦後マンガ史上,もっともわけがわからないというか,一部で絶賛,一部で大嫌悪,多数の読者は???という作品「ザ・ワールド・イズ・マイン」を読んでみました.疲れました.へとへとです.大問題作と評する人もいる作品です. Wikipediaの解説にもありましたが,単行本(全14巻)は出ていたのですが,売れなかったのか入手困難に.その後,エ…
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萩尾望都さんがマンガ家生活40年

先日,書店をぶらぶらしていたら河出書房新社の「文芸別冊・総特集 萩尾望都」というムックがあったので,衝動買いしてしまいました.マンガ家生活40年を記念したものらしい. 萩尾望都さんの作品は好きで,初期の作品を含めていろいろ読んでいます.以前,短編「イグアナの娘」についてもブログで感想を書きました.とにかく作品についていろいろ考えさ…
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谷川史子「清々と」の1巻を購入しました

先日のブログで紹介した,やまむらはじめ「天にひびき」と同時に,少年画報社から発売されたコミックです.こちらの「清々と」も青年誌に掲載されているのに,少女マンガの味わいが濃いという作品です. だからといって,セックス描写がてんこ盛りの今風のレディス・コミックス的少女マンガではありません.正確には1980年代あるいは,それ以前の古典的…
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やまむらはじめ作「天にひびき」の1巻を購入しました

クラッシック音楽を題材にしたマンガがまた一つ登場.やまむらはじめ作「天にひびき」です.青年誌に連載されているものですが,設定が異例です.主人公が,オーケストラの指揮をする天才的な女の子だということ. コミックスは,指揮者のお仕事についてのコラムがあり,とても楽しめます.「のだめ」のときもそうでしたが,すぐれた監修者をつけるのがクラ…
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吾妻ひでお「地を這う魚 ひでおの青春日記」を読みました

最近,かつてほどマンガを読まないのですが,今回読んだのは,吾妻ひでお氏の「地を這う魚 ひでおの青春日記」(角川書店)です. この方のマンガについては以前ブログで紹介しました.そのときには「失踪日記」を取り上げ,このマンガ家さんのマンガを描くという行為への思いの強さを書きました. 今回の「地を這う魚 ひでおの青春日記」は,自分…
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デフォルメのこと

日曜日の深夜にテレビを見ていたら,キャイーンの天野君がホストをしているNHK-BSのマンガノゲンバで「バキ」シリーズの作者・板垣恵介さんが出ていました. 天野君との話で興味深かったことは2点あります. 1. 主人公のバキを設定するにあたって,なんと美少女画のおおた慶文を徹底的に参考にしたこと 2. 格闘シーンのスピード感を…
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こうの史代さんの「さんさん録」を読みました

先日,老人が主人公の映画「カールじいさんの空とぶ家」に感動したわけですが,こうの史代さんのマンガ「さんさん録」(上下)の主人公もおじいさんです.(カールじいさんよりは若いですが,孫がいます.) わが家は,私と子供が,こうの史代さんの大ファンなので,何度も読み返して,「あそこ,おもしろいよね」,「あのセリフ,最高」という感じで,盛り…
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坂口尚さんの傑作マンガ「石の花」を読みました

ずいぶん前に,坂口尚「石の花」(全5巻)をハードカバーで買って読みました.その,骨太のストーリーに圧倒されつつ,ユーゴスラビア解放戦争の裏面史を通じての人間の善と悪のせめぎ合いに,かなりヘトヘトになった記憶があります. 最近,就寝前にベッドで本を読むのですが,なんとなく「石の花」が読みたくなりました.一つには,キューバ内戦の映画「…
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あすなひろしさんのマンガ

我が家は,非常に乱雑なのです.で,雑貨,衣類,書籍,CD,DVD,カバンが,わりと所かまわずおいてあったりします.本も,あるところにたまっていたりして・・・ 最近,子供たちがはまっているのが,私が以前から買っているコミックス村上もとか作の「仁」です.これが散乱していて,元に戻すことをやっていたら,あすなひろしさんの作品集「いつも春…
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こうの史代作「長い道」を読みました

久しぶりにマンガを買ってきました.本当に久しぶりです.数ヶ月ぶりかもしれません.自分にとってマンガを買わなかった記録かもしれません. マンガが大好きで,自宅と実家にコミックスがあふれ,結婚前にすべてのコミックスに自前の図書カードを作って1500冊くらいまで管理・カウントしていたのですが,結婚を機に管理をやめて,現在,2000冊ある…
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さそうあきらの「マエストロ」が完結しました

このブログで何回か紹介・絶賛してきた,「神童」の作者さそうあきらの最新作(漫画アクション,Web漫画アクション連載)「マエストロ」が完結しました. 連載のスタイルが,Web上の雑誌であったということで,かなり特異であった作品です.「神童」に劣らない高密度の作品になっています. 音楽をめぐる,生・死・再生の物語といえるでしょう…
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「夕凪の街桜の国」について

私は,麻生久美子さんという女優が好きです.彼女は,あまりテレビには出ません.(最近は「時効警察」くらいでしょうか.) 基本的に映画女優ですね.彼女の存在を知ったのは,NHKのドラマ,「喪服のランデブー」(藤木直人主演)に出たときです. 藤木直人が,哀しい殺人者を好演していたこの作品で,(かつて殺された恋人と,ターゲットの娘の)2役…
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天才 vs 努力 :中田の法則

先日,NHKの朝の連続テレビ小説「どんど晴れ」を見ていると,女将としての天性の才能をもつ主人公の夏美に対して,現在の女将の環(たまき)が無意識のうちにその才能に嫉妬するという場面がありました.うーん,少女漫画的だなあと思いました.別に悪意でいっているのではありません. かつて,中田真紀?(マキの字を忘れました)という漫画家の方があ…
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三原順という漫画家を知っていますか

「はみだしっ子」(白泉社)という作品があります.これは「花とゆめ」という少女漫画雑誌に連載されたものですが,すごい作品です.どれほどすごいかは,読んだ人には説明できるけど,読まない人には説明しづらい.そんな作品です.別の言葉で言えば,読んでみてこの作品に共感した人同士でしか,その作品のすごさが,分かり合えないという,究極のマイナー作品@…
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吾妻ひでお,『失踪日記』を読む

大分前に読んだ本ですが,吾妻ひでおの『失踪日記』がおもしろいです. これは発刊されて,すぐ買って読みました.また,その後に発刊された『うつうつひでお日記』,最近出たばかりの『逃亡日記』も読みました. 吾妻ひでおは,一部でコアなファンを持ち続ける変わった漫画家です.絵柄は,丸っこく,かつての手塚治虫,藤子不二夫の系譜にありなが…
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