映画「ペイ・フォワード」を見ました

大分前に公開された映画ですが,アメリカ映画「ペイ・フォワード」を見ました.借りに行った作品がなくて,なんとなく,昔の映画評を思い出して衝動的に借りてしまいました.

私は,映画が大好きなのですが,映画の魅力に本当にとりつかれた高校生のときに影響を受けたのが,ヨーロッパ映画,そして大学生になって好きだったのがフランス映画ということで,エンターテインメントとしての映画を遠ざけるところがありました.

その後,アメリカ映画を「色眼鏡」で見ることはなくなりましたが,興味が邦画に向かったこともあり,自分が見る映画に占めるアメリカ映画の割合は,せいぜい2割くらいでしょうか.

「ペイ・フォワード」の監督ミミ・レダーのことは,あまり知りません.映画の構成についてフラッシュ・バックを使いすぎていて,分りにくいというところはありますが,非常によく出来た映画だと思います.

時間軸として,世界を変えるアイデアを思いついたトレヴァー少年の時間軸と,映画の最初で登場するチャンドラー記者の時間軸が,映画の終了少し前で交差するという,構成はややテクニックに走っている気がします.「他人から施された善意を自分以外の3人に渡していく」というアイデアが,少年のいるラスベガスから,チャンドラー記者がアイデアに(偶然)気づくロサンジェルスまで到達するのに4ヶ月かかったということを,分らせる意図はよく伝わります.

アメリカ映画というのは,まさにアメリカン・フットボールと同じで,プレイヤー(役)の分担・性格付けが本当にわかりやすいです.知性にすぐれ優しい性格のトレヴァー少年,その少年に「世界を変えるには,どうするか」という社会科の課題を与えるシモネット先生(知性はあるが過去のせいで行動的とはいえない),愛情あふれるが失敗つづきである中の少年の母(感性が突出し,知性が足りない),などなど・・・

少年のすばらしいアイデアが,少年の身の回りで挫折しながらも,確実に世界を変え,それが大きな動きになる描写は感動します.

映画の終了前,チャンドラー記者がビデオを撮りながら少年をインタビューするのですが,少年のセリフの素晴らしさに涙が止まりませんでした.そして,大いなる悲劇が・・・・ 

映画作りとして,少年のアイデアを「天上のもの」へと昇華させるという演出なんでしょうが,ここまでやるアメリカ映画というのは・・・・ 

それにしても,善意の連鎖が世界をよくすることは誰でも分っていることですが,憎しみの連鎖が世界を悪くすることも真実です.人間は,後者の連鎖にはまりやすいのは確かなようです.





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