貨幣が投機の純粋形?:ロマンチスト,岩井センセイの主張

10月24日付けの日本経済新聞の経済教室の欄に,東大の岩井克人氏が寄稿しています.うーん,ロマンチストですね.岩井センセイは.

貨幣が投機の純粋形という風な言い方は,人が受け取ってくれるから自分も使うという貨幣の特性を考えると,人々が金融商品全般に抱く感覚は,「幻想」だという感覚は説得力をもちますが,やはり記述そのものは,詩的な表現だと思えてしまいます.

それにしても,資本主義は成功するがゆえに没落すると言った人がいますが,けだし名言ということなんでしょう.そうした,資本主義に対する,評論家的な文章は,今回の金融危機をきっかけに大量に書かれて,書籍になって書店にいろいろ平積みになって,皆が買うのでしょう.

平成バブルのころは,投資指南書が書店にあふれていたのに・・・ 近年は,「貧困本」がそこそこ並ぶと同時に,投資本も堅調という様子.資本主義に対する,好き嫌いのスタンスは微妙でした.

これで,「だから資本主義は・・・・」「そもそも資本主義は・・・・」的な,資本主義に対するネガティブ論が勢いづくかもしれませんね.



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